2023年12月16日、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(通称:日プ女子/日プ3)は最終回を迎え、上位11人が「ME:I(ミーアイ)」としてデビューを勝ち取りました。しかし、本当に注目すべきはそこから”こぼれ落ちた”85人の行方です。12位以下になった参加者たちは、わずか1〜2年のあいだに次々とグループを結成・加入し、日本のアイドルシーンの新たな勢力図を形成しています。IS:SUEやCutie Street、MYERA、HEROINES フルコース、VIGU、HANA、moxymill、cosmosy、RealRomantic……。この記事では、日プ女子を起点に生まれた派生グループ7組以上を、結成順の完全年表と各グループ詳細、さらに日プ3での順位対照表まで徹底的に整理します。推しの”その後”を一気に追いかけたい人、サバ番からのアイドル流動を俯瞰したい人は必見です。

日プ女子は”デビューできなかった参加者の方がむしろ話題”なんですよね。12位以下からこれだけ多くのグループが生まれたサバ番って、じつはかなりレアなんです。
なぜ日プ女子から派生グループが多いのか
『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』は2023年にTBS・Leminoで放送された、日本初の女性版PRODUCE 101シリーズです。約14,000人の応募から選ばれた96人(当初101人)がデビュー11枠を争い、最終的にME:Iが誕生しました。しかし、本家韓国版やJO1・INIを輩出した男子版と比較しても、日プ3は”派生グループの多さ”という点で際立っています。その背景には、大きく3つの理由があります。
第一に、参加者の実力の底上げが挙げられます。14,000人から厳選された96人は、既に元アイドル・ダンススクール出身者・ミスコン入賞者など粒ぞろいで、デビューを逃した12位以下でも”即戦力”レベルの人材が多く残されていました。第二に、番組を通じた知名度の獲得です。放送中の”推し文化”により、デビューできなかったメンバーにも固定ファンがつき、グループ結成時の初速を担保できるようになりました。第三に、事務所側の積極的なスカウトです。LAPONE ENTERTAINMENT、アソビシステム、テレビ朝日ミュージック、BMSGなど大手事務所が番組を”青田買いの場”として活用し、脱落直後から交渉を進めていました。
結果として、「デビューできなかった=終わり」ではなく、「デビューできなかった=次のグループへの助走」という独自の生態系が生まれたのです。
派生グループ完全年表
日プ3終了(2023年12月)から現在までに確認できている、日プ女子出身メンバーを含む派生グループを結成・デビュー順にまとめました。ME:I以降、わずか2年半のあいだに7組以上が誕生しています。
| グループ名 | デビュー日 | メンバー数 | 所属事務所 | 日プ女子出身メンバー |
|---|---|---|---|---|
| ME:I | 2024年4月17日 | 11人 | LAPONE GIRLS | 11人全員(1〜11位) |
| IS:SUE | 2024年6月19日 | 4人 | LAPONE GIRLS | RINO/RIN/YUUKI/NANO(12・13・15・16位) |
| CUTIE STREET | 2024年11月13日 | 8人 | アソビシステム(KAWAII LAB.) | 桜庭遥花(19位) |
| VIGU | 2024年10月17日(プレデビュー) | 4人 | MY HERO PROJECT | HONO(黒川穂香) |
| cosmosy | 2024年12月31日 | — | — | 神尾彩乃/吉田華 |
| moxymill | 2025年1月25日 | 6人 | SEVEN COLORS(TBS) | RIO(北里莉央)/YURARA(須谷ゆらら) |
| MYERA | 2025年1月1日 | 5人 | テレビ朝日ミュージック | Koto(田中琴)/Yui(安藤佑唯) |
| HANA | 2025年4月2日 | 7人 | BMSG | MOMOKA(高畠百華/20位) |
| RealRomantic | 2025年4月16日 | — | — | 高橋ひな/内山凜/田辺花鈴 |
| HEROINES フルコース | 2026年2月28日 | 7人 | ツインプラネット×HEROINES | 水上凜巳花(43位) |
デビュー枠11人を逃した”12位以下”の層から、わずか数ヶ月〜2年のあいだにこれだけのグループが生まれています。特に2024年後半〜2025年前半はデビュー発表ラッシュで、月1ペースで新グループが誕生していた計算です。

IS:SUEが12・13・15・16位、Cutie Streetが19位、HANAが20位……と、ファイナリスト20人からの派生率はほぼ100%に近い水準です。
主要派生グループ詳細
IS:SUE(イッシュ)— LAPONE GIRLS第2のグループ
IS:SUEは日プ女子ファイナリスト12〜16位の4人で結成された、ME:Iの妹分グループです。2024年4月25日にメンバー発表、6月19日にシングル『1st IS:SUE』でメジャーデビューしました。
メンバーはRINO(坂口梨乃/12位/2003年9月1日生・神奈川)、RIN(会田凛/13位/2006年2月8日生・福島)、YUUKI(田中優希/15位/2004年2月14日生・神奈川)、NANO(釼持菜乃/16位/2001年8月27日生・新潟)の4人。グループ名は「常に注目と話題性(ISSUE)を持ち、人々を魅了する”ユニーク”な存在」という意味が込められています。ME:Iとは異なり、日プ女子”デビューを逃した悔しさ”を抱えたメンバーで構成されているため、ファンダムからは「リベンジの象徴」として熱く支持されています。
CUTIE STREET(キューティーストリート)— KAWAII LAB.発の8人組
CUTIE STREETは、FRUITS ZIPPERやCANDY TUNEを擁するアソビシステム「KAWAII LAB.」から2024年にデビューした8人組アイドルグループです。日プ女子19位の桜庭遥花(さくらばはるか)がメンバーとして参加しています。
メンバーは古澤里紗・佐野愛花・板倉可奈・増田彩乃・川本笑瑠・梅田みゆ・真鍋奈津・桜庭遥花の8人。2024年8月4日の「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」でお披露目、同年11月13日にシングル『かわいいだけじゃだめですか?』でメジャーデビューしました。このデビュー曲は原宿系アイドル特有のキャッチーさでSNSバズを起こし、TikTokを中心に若年層の人気曲となっています。桜庭遥花はメンバーカラー「ピンク」、ニックネーム「ぱるったん」。Fクラスから19位までのし上がったストーリーが、CUTIE STREETのイメージと絶妙にマッチしています。
MYERA(マイラ)— 複数サバ番経験者が集結
MYERAはテレビ朝日ミュージック所属の5人組ガールズグループで、2025年1月1日にシングル『Lie ライ Lie ライ/Be Naked』でデビューしました。オリコンデイリー1位、ウィークリー6位という好スタートを切り、公式ファンダム名はSTYERA(ステラ)です。
メンバー構成が興味深く、日プ女子出身のKoto(田中琴)とYui(安藤佑唯)に加え、韓国の『R U Next?(アユネク)』参加者Himena、EXPG/KISS GIRL’S出身のRiria、モデル出身のAguriという”サバ番経験者混成”グループになっています。複数のオーディション番組の”敗者”が一つのグループで再起を図るという構造は、日本のアイドル界では極めて珍しい事例です。
HEROINES フルコース — 元HKT48・水上凜巳花のリスタート
HEROINES フルコースは、ツインプラネット×HEROINESによる7人組アイドルグループで、2026年2月28日の『アイドル HEROINES FES 2026』でデビューを果たしました。
メンバーは元ラストアイドルの阿部菜々実・鈴木遥夏・中川心の3人と、オーディション選抜の小葉こな・金城まき・桜咲みはね、そして水上凜巳花(みずかみりみか/43位)の7人。水上は元HKT48メンバーで、HKT48卒業後に日プ女子に挑戦。43位で脱落後、しばらく沈黙期間を経て2026年にフルコースでアイドル復帰を発表し、SNSでは「ビックリ」「絶対神グループに」と話題になりました。HKT48時代の”大親友”村重杏奈からも「りみかああああ」と祝福コメントが寄せられています。デビューが比較的遅かった分、アクセスが継続する”ロングテール型”の推しとして注目されています。
VIGU(ヴィグ)— 「MY HERO PROJECT」第2弾
VIGUは「MY HERO PROJECT」第2弾として結成された4人組ガールズグループで、RIRYDAYに続くプロジェクトです。テーマは「すべての垣根を破壊する」。2024年9月にメンバー発表、10月17日にプレデビューを果たしました。
メンバーは日プ女子出身のHONO(黒川穂香)、『Who is Princess?(フープリ)』出身のYUME、AYA(藤本彩花)、そして新メンバーRAREの4人。HONOは楽曲・振付をすべて自身で手掛けるクリエイター型アイドルで、「常にイライラし続ける世界観」というガールズグループの枠を超えた独自性を打ち出しています。グループ名の由来は「violent ill gf(girl friend) u(you)」の頭文字。日プ女子・ガルプラ・フープリと複数サバ番経験者で構成されている点はMYERAと共通しています。
HANA(ハナ)— チャンミナプロデュース、レコ大新人賞
HANAはBMSG所属、ラッパーのちゃんみながプロデュース、SKY-HIがエグゼクティブプロデューサーを務める7人組ガールズグループ。オーディション番組『No No Girls』から誕生し、2025年4月2日にシングル『ROSE』でメジャーデビューしました。2025年には第67回日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞しています。
メンバーのMOMOKA(高畠百華)は日プ女子20位のファイナリストで、低くハスキーな歌声とラップ力で番組中から注目されていました。デビュー以降はHANAのラップ担当として、独自のカリスマ性を発揮しています。
moxymill(モクシーマイル)— TBSサバ番「SEVEN COLORS」発
moxymillはTBS『SEVEN COLORS -girls life memory-』から誕生した6人組で、2025年1月25日にデジタルシングル『Living Free』でデビュー。7つのキャラ(SWEET/CUTE/POP/BEAUTY/COOL/SEXY/CRUSH)を軸に、楽曲ごとにセンターが変わるフォーマットが特徴です。
日プ女子出身のRIO(北里莉央/POP担当)とYURARA(須谷ゆらら/CUTE担当)が加入。デビュー時のメンバーはNECO/YURARA/RIO/NONA/MOMOCA/RINOの6人でした。
cosmosy/RealRomantic — 2025年のインディー系デビュー
cosmosyは2024年12月31日に1stシングル『zigy=zigy〜』でデビューしたガールズグループ。日プ女子出身の神尾彩乃と吉田華が所属しています。
RealRomanticは2025年4月16日に1st EP『Blooming』でデビューした新グループで、日プ女子出身の高橋ひな、内山凜、田辺花鈴の3人が所属。1グループに日プ女子出身が3人も集まった例は珍しく、”同窓会グループ”としてコアなファンに注目されています。
派生グループ所属メンバーの日プ女子順位対照表
デビューメンバー(1〜11位)以外でグループ加入が確認できている日プ女子参加者の、番組内最終順位と現在の所属グループを一覧化しました。
| 日プ女子順位 | 名前 | 現在の所属グループ | デビュー時期 |
|---|---|---|---|
| 1〜11位 | 笠原桃奈・村上璃杏・高見文寧・櫻井美羽・山本すず・佐々木心菜・飯田栞月・清水恵子・石井蘭・海老原鼓・加藤心 | ME:I | 2024年4月 |
| 12位 | 坂口梨乃(RINO) | IS:SUE | 2024年6月 |
| 13位 | 会田凛(RIN) | IS:SUE | 2024年6月 |
| 15位 | 田中優希(YUUKI) | IS:SUE | 2024年6月 |
| 16位 | 釼持菜乃(NANO) | IS:SUE | 2024年6月 |
| 19位 | 桜庭遥花 | CUTIE STREET | 2024年11月 |
| 20位 | 高畠百華(MOMOKA) | HANA | 2025年4月 |
| ファイナリスト外 | 田中琴(Koto) | MYERA | 2025年1月 |
| ファイナリスト外 | 安藤佑唯(Yui) | MYERA | 2025年1月 |
| ファイナリスト外 | 黒川穂香(HONO) | VIGU | 2024年10月 |
| ファイナリスト外 | 北里莉央(RIO) | moxymill | 2025年1月 |
| ファイナリスト外 | 須谷ゆらら(YURARA) | moxymill | 2025年1月 |
| ファイナリスト外 | 神尾彩乃/吉田華 | cosmosy | 2024年12月 |
| ファイナリスト外 | 高橋ひな/内山凜/田辺花鈴 | RealRomantic | 2025年4月 |
| 43位 | 水上凜巳花 | HEROINES フルコース | 2026年2月 |
こうして並べてみると、ファイナリスト(20位以内)のほぼ全員が何らかのグループでデビューしており、さらに20位圏外からも多数のメンバーがアイドルとして再起していることが分かります。
今後注目の動き
日プ女子出身者の派生は2026年以降もまだ続くと見られています。水上凜巳花の2026年2月デビューが示すように、番組終了から2年以上経過してからグループに加入するケースも増えており、”遅咲き組”のデビュー発表が引き続き続くと予想されます。
また、LAPONE ENTERTAINMENTは2025〜2026年にかけて新たなオーディション『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』を実施しており、男子版では既に新グループが誕生。女子版の後続シリーズや新プロジェクトが発表されれば、そこから日プ女子出身者が”先輩アイドル”として関わる可能性もあります。さらに、VIGUのHONOのように楽曲制作・振付を自身で手掛けるメンバーが増えれば、日プ3派生グループが単なる”サバ番OG集団”ではなく、独自のカルチャーを形成する流れも強まるでしょう。
ファイナリストの中でも、17位・18位・14位にいた参加者の一部は現時点で所属グループが公表されておらず、今後のデビュー発表が期待されています。これからも「元日プ女子」の肩書きを引っ提げてのサプライズデビューが続く可能性は十分にあります。

日プ女子は”デビューを逃した方が面白い”という稀有なサバ番でした。推しが脱落してもSNSをフォローしておけば、数ヶ月〜2年後に別グループで再会できる確率はかなり高いです。
※本記事は2026年4月16日時点の公開情報をもとにしています。グループの構成・デビュー日・所属事務所は今後変更になる可能性があります。最新情報は各公式サイト・公式SNSをご確認ください。
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